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父の愛 文字に残そう 京都の病院「パパ手帳」製作(産経新聞)

 「イクメン」と呼ばれる、育児に熱心な父親が増えているが、そんなパパたちを応援しようと、京都市内の病院が「パパ手帳」を製作した。妊娠がわかったときから、出産、入園、入学など節目ごとに思いを書き込み、子供が20歳を迎えたときに、最後のメッセージを書いて、プレゼント。「母子手帳は育児の“記録”だけど、パパ手帳は育児の“記憶”になる」という。

 「パパ手帳」を製作したのは、年間約1500人の赤ちゃんを取り上げている、足立病院(京都市中京区)。院長の畑山博さんが「パパ手帳を作ろう」と発案、同院に併設する子育て支援センター「マミーズスクエア」センター長の竹本久美子さんらスタッフが加わって、製作をすすめた。

 県や市などの自治体で「父子手帳」を配布しているところもあるが、「育児のマニュアルや手引書のようなものではなくて、父親からのメッセージが子供に伝わるようなものにしたいと考えました」と竹本さん。

 手帳は40ページ建て。最初のページは「ママとの出会い」。続いて、妊娠がわかったときの気持ちや、ママにかけた言葉、性別がわかったときの感想、赤ちゃんと一緒にいきたい場所、やってみたいことなど自由に書き込めるように欄をもうけた。出産、命名、1歳の誕生日や入園、入学といった節目ごとに、記念の写真をはり、メッセージを書き込んでいく。「ほんの少しずつでいい。そのときどきの思いを残してほしい」と畑山さん。「父親は母親ほど、密に子供と語り合う機会がない。でも手帳を通じて、お父さんはこんなことを考えてくれていたんだな、と子供に伝わります。自分が愛されて育ったということは、生きていく上で大きな自信になるはず」と話す。

 実は「パパ手帳」は、約3年前、携帯サイトで立ち上げたことがある。手軽にコメントを書き込み、写真も掲載できる、と考えていたが、成功しなかった。「父親の思いが残らなかった。はっきりとした形があるほうがいい」と畑山さん。ふぞろいな自筆で書き込み、はり付けた写真も色あせるかもしれないが、「アナログだけど心がこもっています。たった一冊、大切な一冊にしていただきたい」と竹本さんは話している。同院で出産しない人でも、実費(500円)で入手可能。問い合わせは足立病院マミーズスクエア(TEL075・221・7439)へ。(岸本佳子)

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